あこがれ

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 第35回記念定期演奏会(6/16)の邦人組曲ステージは、山下祐加さん作曲の無伴奏混声合唱組曲「あこがれ」を演奏します。

山下祐加さんの曲はこれまでにもたくさん取り上げていますが、この曲は、岸信介先生が指導されている合唱団の集まり「舫の会」の仲間であるGemischter Chor TOKYO(ゲミシュター・コア・トウキョウ)により2022年に初演された、とても新しい合唱曲です。東海エリアではもちろん今回が初演になると思います。

新川和江さんの5つの詩「質問」「ゆうべ 空の端っこに」「季節」「冬はあまりに…」「あこがれ」に付曲されており、最初の4曲は四季の移ろいへの気持ちを、終曲は歌うことや様々なことへのあこがれや願いを表現しています。「作曲時、コロナ禍でいろいろなことが制限されていたこともありますが、この詩の持つ魅力に共感し、終曲にしたいと思いました」と作曲者は語っています。

タイトルにあるとおり、この曲は伴奏なしのアカペラで演奏します。人の声だけで作り出すハーモニーと音楽を、中ホールに美しく響かせることができれば、と思います。ぜひ会場でお聴きください。