合唱講習会

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昨日 7/9(土)、浜松合唱団として静岡県合唱連盟の合唱講習会を受講してきました。この講習会は8月から始まる合唱コンクールに向けて、自分たちの課題を知ったり、曲作りのヒントを得るのにとても役立ちます。会場はとても響きのよい藤枝順心高等学校附属幼稚園、講師は昨年と同じ名島啓太先生。1時間丁寧にご指導いただきました。

合唱コンクールでは、その年の課題曲集から選んだ1曲と、自由曲(8分30秒以内)とを演奏します。今回は課題曲「草原の別れ」(阪田寛夫作詩/大中恩作曲)をレッスンしていただきました。課題曲は他の出場団体と被る可能性も高く、直接比較されるので、特に念入りに細かい部分まで完成度を高めておくことが大切です。審査員からすれば、課題曲の冒頭を少し聴いただけで、その団の実力の程度はほぼ分かってしまいますからね…。

さて、1968年に作曲された、50歳以上の合唱人にとっては懐かしいこの曲が、コンクール課題曲集に登場したのはちょっとした驚きでした。平易なメロディーの "愛唱歌" として広く歌われてきた曲なので、技術を競うコンクールの題材としてどうなのか??? しかしいざ練習を始めてみると、言葉や和音やディナミーク(抑揚)など非常によく作り込まれており、作曲者の意図を汲んで歌うことが非常に難しい、難曲だと言うことがすぐに分かりました。(上手に歌えば本当に美しい曲になりそうです。)

名島先生のレッスンの中で、和音の転回形(ドミソかミソドかソドミか)のことや、どの音・音形が大事か、言葉をどのように歌うのが良いか等々、多くのことを教えていただきました。特に「大人が歌う時はきちんと楽曲の分析をして解釈や歌い方を(ある程度)統一・共有して歌うことが大切」というお話が印象に残りました。いや「言うは易し」ですよね〜。

最後に、名島先生がサラッと黒板に書かれた和音の記号を載せておきます(合ってるかな…)。こんなの初めて見ました。すべての文字や線に意味があるそうです。人間一生勉強ですね(笑


追伸
定演が終わってから若手の新人が2人入団してくれました。
コンクールに向けての本格的な練習はこれから。入団するのにちょうど良いシーズンですよ!
コロナ対策もきちんと行っています(検温、消毒、マスク、ディスタンス、換気)。
水曜夜、県居協働センターまで、お気軽に見学にいらしてください。
お問い合わせはこちらまで → hamamatsuchoir@hotmail.com