第26回定期演奏会開催御礼

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第26回浜松合唱団定期演奏会は、昨日6月9日に多くの方のご協力を得ながら無事開催することができました。多くの方にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
これからもご支援、ご声援をよろしくお願いします。

浜松合唱団定期演奏会のチケットについて

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第26回浜松合唱団定期演奏会も開催が迫ってまいりました。本番に向けて、いい演奏ができるよう、最後の追い込みをかけているところです。ご期待ください。

定期演奏会のチケットは、
    (株)ヤマハミュージック東海 浜松店
    遠鉄百貨店プレイガイド
    アクトシティ浜松チケットセンター
   で取扱いしていただいております。

是非ご利用ください。

なお、お知り合いの浜松合唱団員にご連絡いただければ、お支払方法は団員とご相談の上、当日会場の当日券販売窓口でチケットをお渡しすることもできますので、チケットがほしいけどまだチケットをお持ちでなくてチケットを受け取っている時間がないという方は、浜松合唱団員にご連絡ください。

Nunc Dimittis

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定期演奏会の第1ステージはポーランドの合唱曲を演奏しますが、1曲目の「Nunc Dimittis」は、「シメオンの讃歌」と呼ばれる聖書のなかの一節で、シメオンという人が宮で幼いイエスさまにあった時の祈りの言葉です。

この話はイエスさまに会うところしかわかっていないため、いろいろなそれまでの人生を創作で加えながら教会学校などでの催しで劇として演じられたりする格好の題材になっていたりします。
この話をもとに作られたのではないかと思われる漫画の中での劇もあったりします。

シメオンさんは救い主に会うまでは死ぬことがない、という神の言葉を受けていました。
ある日宮に入っているとそこに両親がイエスさまを抱いて入ってきました。
その時に抱かれた子が救い主であることを感じて「死ぬときがきた」ことを感じました。
そのときの祈りの言葉です。

   主よ、今こそ、あなたはみ言葉のとおりに
   この僕を安らかに去らせてくださいます。
   わたしの目が今あなたの救いを見たのですから。
   この救はあなたが万民のまえにお備えになったもので、
   異邦人を照らす啓示の光、
   み民イスラエルの栄光であります。
   (ルカによる福音書第3章29節~32節)

Domine(主よ)と4人のソリストが唱えるあとにこの言葉を合唱で続けます。
シメオンさんの感激と驚きが静かに伝わってきます。

光る砂漠

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昨日のニュースで新潟県三条市の「三条凧合戦」の報道がありました。三条市というと「光る砂漠」の作詞者である矢澤宰が入院していた病院があるところです。
浜松にも浜松祭りでの凧合戦がありますが、そんなところにも少しつながりを感じたりします。

「光る砂漠」は21年の短い生涯で病と闘いながら書きためた詩を、入院先の三条結核病院の主治医を中心に遺稿詩集としてまとめられた詩集です。
その詩集から作曲者の萩原英彦がその中に「言葉の抑揚の清冽さと、そこに響き合い天翔ける魂」を感じて矢澤宰が亡くなってから5年後に作曲されたものです。

校庭で「秋」を見つけた「再開」から、季節を巡ってまた秋に戻るという流れで進んでいきます。
終曲「ふるさと」で「山に水を返したと思った」という印象的な言葉と曲で、いままでに自然のなかでいろいろな思いや感動を与えられていたことが、今度は自らが自然に対して思いを還すことができたと感じた思いが伝わります。

矢澤宰の日記のなかで「美しい行為、潔白な態度、それが私のモットウでなかったか?」と恋に破れた自分の態度を振り返り自問自答しているところがありますが、きっと人生のすべてがこのような考え方だったのだろうと思わせるまっすぐで美しく、潔い姿勢が詩の中に感じられます。

「再開」を歌うと、学生の頃の合唱団の練習場の前に立っていた松の木を思い出します。卒業以来松の木にも、秋になるとその下に立っていた名前も知らない茸にも再開できていませんが。